オフィスの照明について考えてみませんか？
照明が誕生したことで私たちは快適な環境下で生活できるようになりました。照明は家庭だけでなくオフィスでも重要な役割を果たしています。オフィス照明は明るさや色合いのバランスが取れていることが大切です。
オフィス照明の役割
オフィス照明には2つの役割があります。ひとつは業務する場所や手元を照らし、正確に業務を行う作業用の照明としての役割、もうひとつは間接照明で落ち着いた雰囲気を、スポットライトでロゴやエントランスを強調するといったデザインとしての役割です。
それぞれ明るくするということでは共通していますが、活用目的が異なっています。
照明が人に与える影響
人間は照明の明暗の差により感情が左右されるということが、研究者により実証されています。照明が明るすぎるとポジティブな出来事はさらに良く、マイナスな出来事はさらに悪い方向に受け取ってしまい、より感情の起伏が激しくなると言われています。それは人の感情を司る脳の機能が、照明の明るい光を熱と受け取り感情を引き起こしているためです。大切な交渉をする時や重要なことを決める時には、少し暗めの方が冷静な判断ができます。オフィス照明もそれらのことを基準に選ぶといいでしょう。
オフィス照明の選び方
一般的にオフィス照明は「机上照度750ルクス」という照度基準が設けられていますが、その基準ができたのは約20年前であり、現在の働き方とは合わないという現状があります。その為、オフィスワーカーの存在を第一に考えたオフィス作りが求められています。大成建設技術センターが発表した研究結果を参考にすると、単純作業の効率は照明に左右されることは少ないですが、クリエイティブな仕事は作業内容によって照明に左右されることが分かっています。
つまり、作業内容から適切な照明を選ぶことがポイントといえます。普通の作業の場合は照度150ルクス以上、精密な作業の場合は照度300ルクス以上、粗雑な作業の場合は照度70ルクス以上と労働安全衛生法では定められています。
注目のLED照明
近年では、オフィスにLDE照明を導入する企業が増えています。次世代の照明として注目されているLEDは蛍光灯や白熱電球よりもはるかに長い寿命が特徴で、交換の手間や頻度が軽減されます。照度の低下によって寿命が把握できますので、突然の電球切れで慌てる心配もありません。省エネルギーでオフィスの光熱費削減に大きく貢献し、節電対策もできます。明るい発光ですが表面は発熱しないため、場所を選ばず設置できることも魅力です。LED照明の光には紫外線がほとんど含まれておらず、虫や埃などによる汚れが気にならないためオフィス環境も清潔に保てます。
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