工事区分
2024/01/15
工事区分
オフィスビルで工事をする際に、対象とする工事が借主と貸主のどちらの費用負担で、どちらの責任になるのかをご存じでしょうか。工事はA工事・B工事・C工事に区分され、それぞれ費用負担と責任の所在が変わってきます。
工事区分を十分にご理解されないまま工事計画を立案してしまうと、後々のトラブルに発展するリスクもあるため、注意が必要です。
例えば、事務所を2部屋に間仕切る計画を立てた場合、間仕切り壁の種類によっては、消防設備(感知器や誘導灯、スプリンクラーなど)の増設や移設が必要となるケースがございます。
一般的に消防設備工事はB工事となり、貸主が指定する業者を介して工事し、費用は借主が負担することになります。間仕切り壁の新設のみを予算計上するのではなく、消防設備工事も考慮した予算計画を立てる必要があります。
その他にも空調設備や給排水設備、電気工事も貸主の指定する業者でなければ工事ができない場合が多いです。
賃貸借契約書やビルの管理規約などを確認し、トラブルにならないようにご注意ください。
株式会社メーベルでは、工事計画に対し的確なアドバイスをさせていただきますので、お気軽にご相談ください。